これを描こうと心に決めて挑むときもあれば、
まだ頭がぼんやりと霞む朝靄の中で、
筆の赴くままに描いていることもあります。
僕にとって絵は、ときに“祈り”であり、
ときにただの“気まぐれ”なのかもしれません。
モヤモヤとした感情、
苛立ち、孤独、不思議な発見、
誰かの体温を求めているような瞬間——
気づけば、そんな時にこそ
絵に、感情が宿っているのだと思います。
この絵が、あなたの中にある何かと
ぶつかり、溶け合い、
少しだけ心を揺らすことができたなら。
それは、僕にとって何よりの喜びです。
Artist:Ren Shirakawa